技能五輪敢闘賞。その挑戦は、まだ続く。
現在の仕事内容を具体的に教えてください。
大阪事業所で、高級品の機械式時計とスプリングドライブの修理を担当しています。お客様からお預かりした時計について、どのような症状が出ていたのかを確認し、どの部品に原因があるのかを予測しながらムーブメントのオーバーホールを行っています。また、バンドやケースに異常がないかも確認し、修理を進めています。
私は専門学校で時計修理を学び、当社に入社しました。入社後約3か月間の研修を経て大阪事業所へ配属され、半年ほどバンドや外装の修理を担当しました。1年目の後半からはセイコーブランドのオーバーホールを担当するようになり、2年目の春には高級品の機械式時計の修理にも携わるようになりました。高級品の修理は難易度が高く、先輩や上司からアドバイスをいただきながら日々業務に取り組んでいます。
業務外では技能五輪全国大会に出場し、指導者や応援してくださった方々の支えもあって敢闘賞を受賞しました。そこで培った知識や技術を、今後さらに会社へ還元していきたいと考えています。
この会社を選んだ理由を教えてください。
就職活動をする中で、「安定して働けるメーカーで働きたい」という思いがありました。また、専門学校時代の講師や周囲の方々から勧められたこともあり、当社への入社を決めました。
時計業界に関わる前から、刺繍や絵を描くことなど、手を動かすことが好きでした。しかし、当時は特にやりたいことが見つからず、なんとなく大学進学を考えていました。
そんな中、インターネットでムーブメントが見える時計を購入したことをきっかけに、時計の仕組みに興味を持つようになりました。それが、時計業界に関わるようになった最初のきっかけです。
専門学校に入学して時計について学ぶうちに、SEIKOの長い歴史や時計の品質の高さを知り、「この会社で働きたい」と思うようになりました。
仕事を進める上で心がけていることを教えてください。
仕事を進めるうえで、効率と品質の両立を常に意識しています。
修理では、手配した部品が届くまでにタイムラグが発生し、その時計の作業を一時的に止めなければならない場合があります。そのため、ほかの時計の修理を進めるなど、待ち時間に何ができるかを常に考え、優先順位をつけながら業務が滞りなく進むように心掛けています。
また一方で、効率だけでなく品質にもこだわっています。
時計は最終的にお客様のもとへ戻るものです。そのため修理後の外観確認では、顕微鏡によるチェックだけでなく、蛍光灯や太陽光など実際の使用環境に近い条件でも確認を行っています。お客様に「いつ見てもきれいだ」と感じていただけるよう、一つひとつ丁寧に仕上げることを大切にしています。
就職活動中の学生にメッセージをお願いします。
当社は、福利厚生や休暇制度、職場の雰囲気などを総合的に見て、とても働きやすい会社だと感じています。
実際に私は、技能五輪全国大会へ初出場した際に思うような結果を残せず、「もう一度挑戦したい」という気持ちを持っていました。その思いを会社が受け止めてくれたことで、当社では初となる2回目の出場の機会をいただくことができました。
また、日々の努力や成果をしっかり評価してもらえることも魅力の一つです。昇給や賞与といった形で待遇面にも反映されるため、自分の成長や頑張りを実感しながら働くことができます。
社員一人ひとりの声に耳を傾け、努力を正当に評価してくれる会社だと感じています。